少々遅くなってしまいましたが、先週4/19-20の、地質学講習会のご報告です!
ハラヤマ探偵団長こと原山智先生率いる、ハラヤマ探偵団、今回はセンターから、遠く300キロ超、筑波山と、つくば市の地質標本館へ行って参りました!
この講習は、現在の産業技術総合研究所(当時の工業技術院地質調査研究所)にお勤めだった原山団長から、併設の地質標本館に皆さんをご案内しましょう!ということで持ち上がった企画でした。
ハラ探初の遠征企画の様子、ぜひご覧ください!!
さて、1日目は、筑波山登山からです。

ご存じの方も多いかと思いますが、筑波山は深田久弥さんの著書「日本百名山」の中で、一番低い山です!
高さこそ無いものの、平野に裾野を広く広げて、どーんと立つ佇まいは、さすが名峰!と言った感じです。
集合は、ロープウェイの下と上。上で集まる方は、登山したい!という方々でした!
登山以外の方と、先生&スタッフは、下からロープウェイに乗車!

暑いくらいの陽気の中、楽々と高度を上げます。団長、ちょっと楽しそうです(笑)。

今回の筑波山の見どころは、山頂付近の岩石たち。
筑波山は「女体山」「男体山」の双耳峰ですが、観察できる岩の違いもポイントの一つ。
余談ですが、普通、双耳峰に男・女にちなんだ名前を付いていると、男の方が標高が高い気がしませんか?
筑波山に関しては、最高峰はなんと女体山の877m。男体山は6m低いんです。
それぞれ、男の神様・女の神様が祀られています。
なぜ、男、女の神様がそれぞれに祀られたのかは、まあ、登山道の険しさによるもの、とか、岩の形とか、色々由来はあるようですが、ここで一つのハラヤマ説もお伺いすることが出来ました!
まずは、女体山周辺での観察、続いて男体山へと向かいました。


石ばかりに気を取られがちでしたが、ちょうど、カタクリとニリンソウも見頃で、ちょっと得した気分!!
(Kさん、観察ポイント教えてくださりありがとうございました!🌸)

男体山でも、じっくりと岩を観察👀!
うむうむ、確かに、女体山で観察したものとの違いはハッキリしていました。
下界の河原などでは、石を割ってしっかり観察するのですが、ここは筑波山。山がご神体でございますので、静かに観察しました(笑)!

お天気は大変良かったのですが、霞んでいて、澄んでいるときに見えるスカイツリーや富士山は見えず・・・
でも、皆さん、楽しんでくださったようです!すぐ近くの霞ヶ浦も霞んでいました・・・
この後は、またロープウェイで下山しました。
なかなか来ることのない関東圏の山。学びながら楽しく登ることができました!
いよいよ明日は、地質標本館です!!
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さて、翌日!!
いよいよ、今回のメインディッシュ「地質標本館」の見学です!
さあ、入館!!・・・と思いきや。館の前にある岩石標本ですでに足止め約1時間(笑)!
この先が心配になってくるスタッフA・・・(笑)

まずは、入ってすぐの今日までの企画展「テフラ2」を観覧!
担当の職員・川邉さんが、直々に解説してくださいました!
3月に、テフラを学んだ皆さんは、また新たに学びを深められたようです!

途中、ちょうど月に一度のプロジェクションマッピング解説があるということで、皆で解説を聞きました。
こちらも、川邉さんが説明してくださいました!(30分程度・・・の予定が、大幅オーバー(笑)とっても楽しかったです!)

その後、満を持して!我らが団長による、岩石解説。
こちら、地質標本館の第四展示室にある岩について、原山先生がとても丁寧に説明してくださいました!

岩の種類別に、そして、レアなものまで、豊富な展示があるので、こちらも時間が全然足りません!!(笑)

見どころは他にもたくさんあったのですが、時間切れとなってしまいました・・・
団員の皆さまからは、「全然時間が足りない!!」とか「まだ、1割しか見てない!」、また早くも「第2回を開催の必要あり!!」など、貴重なご感想をいただきました!(笑)

今回は、職員の皆さまにも大変お世話になりました!!
時間が足りず、申し訳ありませんでした・・・また是非、再訪したいと思います!!
参加いただいた皆さま、そしていつもながら、熱心にご指導くださった原山先生、ありがとうございました!
次回、美ヶ原でお会いしましょう~!!