大寒波の影響で各地で大雪を記録しました。
大量の雪が一度に降ると、やはり雪崩の危険性も高まります。
勿論、雪山などに入る際は十分に気を付けなければいけませんし、可能であれば入山を控えた方がいいでしょう。
では、雪崩が発生するのは降雪直後だけでしょうか?
答えは「ノー」です。
雪崩の発生には降雪の他に、降雨、風、気温、地形、雪質の変化、刺激など様々な要因があります。そして科学が進化した現代でも「今日は絶対に雪崩は起きない!」という保証が出来ないのが雪崩の怖いところなのです。
それでも雪山に登りたい、バックカントリーに行きたい人が出来る事は、可能な限り雪崩に遭わないこと、雪崩を起こさないことです。その為には先ず、雪崩について知り、その上で安全な行動をとる事が大切です。
そして、それでも雪崩に遭ってしまった時に、大切な仲間を助ける「スキル」を身に付けることも必要です。
雪山に入る上で、この二つのどちらか欠けていれば、雪崩のリスクに対して安全とは言えないでしょう。
現在開催中のセイフティキャンプでは多くの登山者や滑走者の方が講習会を通して、雪崩に対する理解を深め、行動マネジメントによってリスクを軽減するためのトレーニングを行っています。
こういった意識が広まり、少しでも雪崩による遭難が減ってくれることを祈るばかりです。
明日はいよいよフィールドでの講習です。
安全登山で行ってきます!それではまた!
以下、本日の講習会の様子です。