先週の土曜日(9/3)は「スキルアップ研修会」を開催しました。
毎年、指導者・リーダーや、その立場を目指す方向けに実施しているもので、いろいろなテーマで行っています。
今回は、一般登山道におけるリスクの回避や、危急時に遭難事故としないための対応など「自分たちの努力で遭難を防止する」という研修テーマです。
まずは、事前の準備として、計画の立て方、情報収集や共有の仕方などについて話をしました。
デジタルツールの活用や、昔ながらの「例会」での情報シェアなど、会や個人のやり方もそれぞれ。
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装備の話も盛り上がりました。
皆さんは、危急時のために何を持参されているでしょうか?
今回は、それぞれに持ち寄っていただきました!
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「紐」の類もいろいろでました!
ロープひとつとっても、長さも太さもバラバラでしたが、会がどのような活動をしているかによっても違いました。
ファーストエイド・セットも「長年の経験によって取捨選択が進んでこれが残った!」とか、「これだけは全員持っている」などなど。安全のために、皆さん、よく考えているなぁと感じました。
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後半は、ケーススタディです。
3つのお題について、該当範囲の地図を見ながら、状況の判断、その後の対処、また、事前にすべきだった対応などについて、活発に意見を交わしました。
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今回は登山経験や指導経験が比較的長い方が多かったのですが、経験談や、対応方法についても互いに大変参考になった!とのご意見が多くありました。
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今回は、長野県山岳協会の指導委員会、遭難対策委員会との共催だったのですが、普段、長野県山岳遭難防止対策協会で活動している会員が、救助時に利用する「ハーネス」を持ってきてくれました。
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こちら、市販はされていないとのことですが、背負い心地は非常にラクチン!
要救助者役を務めた方によると、「とても背負われやすかった!」だったそうです。
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最後は、山岳協会会長のあいさつで締めとなりました。
普段は各会や個人で活動している皆さんでしたが、経験を持ちより話し合うことで、互いに切磋琢磨する良い機会になったようです。
参加していただきました皆さま、お疲れ様でした!
また、有意義な研修を企画していきたいと思いますので、是非ご参加ください!!