県体育センターの研修講座「登山の引率・はじめの一歩」が、教職員だけでなく一般の方も参加して、山岳センターでありました。
まず最初に、「学校登山の意義と現状、取り組みの工夫」についての講義を、当センターの職員が担当しました。講義の最後に、山岳センターが作成した、動画「学校登山~120年の歴史を未来へ~」を視聴しました。
昼食をはさんで、ボルダリングの体験教室もありました。
参加者の感想には、「ボルダリング体験を通して、久しぶりに他校の先生方と楽しい時間を過ごすことができました。できた時の達成感が共有できてうれしかったです」と。学校登山もそうですが、達成感が共有できるってうれしいですね。
ボルダリングの後は、伊那市医療法人暁会仁愛病院の医師であり、また認定国内山岳医の木野田文也先生による、「学校登山に役立つ医療知識」の講義がありました。
高山病や熱中症に対する対応についてのお話や、虫に刺された際の処置についてのお話は、中学校の学校登山だけでなく、小学校の遠足や日頃の学校生活においても参考になる内容でした。
「120年もの間、長野県で大切にされてきた学校登山を、これからも大切にしていきたいなと感じました」と最後に感想を書かれている先生がいました。
子どもたちにとって安全で楽しい学校登山になるよう、山岳センターとしても学校登山の援助等をしていきたいと考えています。