今日、明日は、山の地質のナゾを「ハラヤマ地質探偵」こと原山智先生から楽しく学ぶ「ハラヤマ探偵団」の第1回目!
そしてこちらは、今年度、大人向け講習会の第1回目でもあります。
コロナ以降、なかなかままならなかった集合形式での講座。
久しぶりに教室もにぎやかにスタートできました!!
午前中は、地球の成り立ちと、その地球を形作る主な岩石の種類と分類方法について学びました。
山の成り立ちを知るうえでの、入門!・・・とはいえ、結構手ごわい?!
私も含めて、ちょっと頭が噴火しちゃった方もいたかもしれません!笑
午後からは、現地に出て、見て触って岩について学びます。
市内の川原に移動して、午後の部スタート!
おおきな河川の川原ですが、市内にある河川の中では、ここは多種多様な石が観察できるとのこと。
一見、なんでもないただの石ころたちですが、じっくり観察してみると、その特徴は様々!小さい粒が規則的にあるもの、中に筋のあるもの、キラキラ光る物質が含まれるもの、層になっているもの・・・
北アルプスを代表する石の一つ・花こう岩や、安山岩などの火成岩、砂岩や凝灰岩などに分類される堆積岩、そしてそれらに熱が加わるなどで出来る変成岩、マントル由来のかんらん岩などなど・・・
何でもない石たちだって、火山活動、堆積、熱変性など、長~い歴史を経て転がっているわけですね。
ハラヤマ探偵団長は、黙秘を続ける?岩たちの歴史を見事に読み解いていきます。
今日は北アルプス颪(おろし)が冷たい午後となりましたが、皆さん、マグマのごとき熱い情熱で、石を観察していらっしゃいました!
今日だけで、何百万年、いや、何億年前のものまで、色々な岩石を観察することが出来ましたよ!
川原が違えば、上流の山が違う。そして、その山の成り立ちが違えば、下流にある石もまた違う!ということで、ハラヤマ探偵団の皆さんは、これからもきっと、川に行くたびに、石を手に取ってじっくり観察してしまうことでしょう(笑)
さて、明日はまた、違う山の麓に向かう予定です。
明日も一日、しっかり楽しく勉強しましょう~!!