本日、初心者のための「ステップアップ!!ボルダリング講習」が行われました。2回目となる今回はボルダリング初心者対象に「考えて登ること」を中心に上達するための方法を学びました。
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今回講習会で注目したのは「登る前」の準備です。
初心者の人に多いのが、ルートを見ずにスタートして途中でホールドを探しながら登っている人です。探しながら登っていると余計な体力を使ってしまいますし、たまに大事なホールドを見落としてしまうこともあります。
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それを防ぐためには登る前にルートをしっかり「観察」することが大切です。
クライミング用語でいうと「オブザベーション」ですね。
オリンピックのスポーツクライミングをご覧になった方は聞いた事があると思います。選手達が登る前に壁の前で手とか足とかを動かしてイメージを作っていますよね。プロの選手でも行っているので「オブザベーション」がいかに大切なのかがよくわかります。
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講習では事前に用意したルートに手順を、頭の中でイメージしてから実際に登るというトレーニングをしました。最初はイメージするのに時間が掛りましたが、ホールドを実際に触ってみたり他の人が登っているのを参考にしながらいざ登ってみるとスムーズに迷うことなく登ることが出来ました。
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今はジムでも既存のルートが沢山あって、中には色でルートが分けられていたりしてオブザベーションの習慣がつきづらいのですが、その様なルートであっても登る前に観察してから登ることは絶対に必要なことです。これからも習慣にしてほしいと思います。