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高校登山研修:雨のち快晴の針ノ木雪渓

例年、5月中旬に行っている高校山岳部の生徒・顧問対象の研修会を今年は6月10日~11日に行いました。1日目は昼頃から雨模様との予報が出ていました。

 

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扇沢を出発後、鳴沢を渉る頃から雨が降り始めました。この時期の雪渓は日々状態が変わります。雨が降るとなおさらです。数日前の下見の時の様子とは大違いです。沢の雪渓を渉る時はルート取りを慎重に。

 

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大沢小屋に着いた頃からだんだんと雨が強まりました。小屋の周りの残雪を整地してテントを張りました。いつもは土の上に張っているので、雪の整地や小枝をペグ替わりに雪に埋める作業は新鮮です。

 

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テントを張り終えて中に入ると一層雨が強まり、夕方まで降り続きました。そのためテントの中で停滞です。残念ですが仕方ありません。仲間との歓談を楽しみましょう。午後6時には雨が上がり、翌日の晴天を期待させました。

 

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2日目は朝から無風快晴です。昨日の我慢のおかげでしょうか。装備を持って、針ノ木雪渓に入りました。先週の慎太郎祭で神事が行われた場所付近で雪上歩行を行いました。まずアイゼンを着けずに安定して歩く練習を行い、その後アイゼンを着けて違いを感じたりしました。

 

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今回の研修は夏山の登山道で雪渓が出てきた時にいかに安全に通過するか、ということも課題なっていました。顧問がロープを安全な場所まで設置し、部員が簡易ハーネスを着けて通過する練習をしました。

今年は残雪が多いので、夏道に残っている箇所も多いかもしれません。もしそんな場所が出てきても、焦らないで対処することが大切です。ただし、パーティーの力量を超える場面に遭遇したら引き返す判断をすることも重要です。

雨のち快晴の研修会お疲れ様でした。

 

 

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