今日は、休館日を利用して、地元・大町岳陽高校の
山岳部生徒とともに地元の山へ!
発端は、岳陽高校山岳部顧問で、センター、そして
国立登山研修所で読図の講師もされている大西先生と、秋に
「近くで、積雪期の読図が学べるフィールド探しをしよう」
と話したことがきっかけ。
せっかくなら生徒も連れて!ということになりました。
前日、夕方まで雪が降らず、直前の打ち合わせでも「単なる藪漕ぎかも・・・」
と心配していたのですが、日が暮れてから降りました!!天に感謝!!
雪は薄めながらも、「雪上での読図」が実現!!
大西先生が、面白い課題地図を作ってくれました!
班ごとに、決まったポイントを決められた順に回る形式での講習。
いきなりの急登藪漕ぎも、平均年齢16~17歳の団体にはなんのその。
あっという間に登り上げます(笑)
朝方降りしきっていた雪もすぐ止んで、遠くの地形も
見られる、読図にはもってこいのコンディションに。
激坂も転げるように下ります(笑)
元気すぎて大人はついていくのが大変な場面も!
とはいえ、ポイントではしっかり地形を確認。
とある場所では、講師、職員ともに見つけられなかった
「三角点」をA君が発見!!ちなみに彼は3年生。さすが!
1年生への技術的な指導もバッチリでした。
班のメンバーでしっかり話し合ってルートを決めます。
大人が手助けするのは最小限+新しいことを
教えるときだけ。生徒の主体性を尊重します。
途中、迷う場面もありましたが、それも糧となるでしょう。
途中、こんなものも発見!
アカマツの樹皮に、鋭い傷が。
はて、誰の仕業??
一部に樹液が出て、かじった後があり、また、体をこすったらしく
ゴワゴワの真っ黒い毛がたくさんついていたことから・・・
間違いありません!ツキノワグマの仕業でしょう!!
(ちなみにツキノワグマは冬眠直前に松脂(マツヤニ)を食べると言われます)
色々なことに気付く、生徒の感性にも感心しながら山を下りました。
終了後、「たくさん学べた」、「楽しかった」という
若き岳人の声を、心底うれしく思いました!
顧問の先生方、部員の皆さん、ありがとうございました。
そして、冬休みの「宿題」も頑張ってね!!(笑)