今日の鍋倉山の写真が届きました!
鍋倉山は、長野県と新潟県の県境ともなる関田(せきだ)山脈の
主峰となる山で、ブナがとても有名ですよね。
近年人気の「信越トレイル」の、ちょうど真ん中あたりに位置します。
これから歩くルートを再確認し、青空のもとスタート。
歩き始めてすぐ、ウサギに遭遇!
シール歩行の我々を横目に、あっという間に斜面を
駆け上がって行きました。
以降、簡単には姿は見せませんでしたが、そこかしこに
足跡やふんがありました。
ボード滑走の跡の上を横切ってみたが・・・
何を思ったか?引き返すウサギの足跡。
春の陽光に誘われてか、野鳥もたくさん飛び回っていました。
美しいブナ林の中を、標高を上げていきます。
ときどき、雪の中にブナの実が落ちていました。
冬を越す生き物たちの大事な食糧。
こちらは、何の毛でしょうか。
根元が白、全体がグレーで、先だけが茶色。
毛の長さは1㎝ないくらい。
雪の中にふわっと落ちていました。
こちらはお隣、黒倉山から望む鍋倉山頂。
この稜線まで来ると、山の反対側となる
妙高・上越市方面も良く見えました。
鍋倉山頂は、少し広い台地状になっています。
積雪深を計ろうとすると、300㎝のプローブが
すっぽり埋まってしまいました。3mと少し積もっていたようです。
帰りは、ブナの間を滑って下山しました。
滑ったそばから、スノーボール様の雪の塊がコロコロと
転がり出し、斜面の下で止まる頃には、大きいものでは
直径1m以上になったものもありました!!
ふうふう言いつつ林道を歩いていると、足元には
春の使者、セッケイカワゲラもけなげに歩いていました。
ブナの森で、生き物たちとその「気配」に出会えた一日でした。