この土日は、二つの講習会を開催しました!
一つは八ヶ岳で、危急時対策の講習会。
もう一つは、大町の奥座敷「高瀬渓谷」、湯俣方面へ。
今日は湯俣で開催した「湯俣へ 電源開発と近代登山の道を辿(たど)る」の
講習の1日目の様子をお伝えします!
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お隣・市立大町山岳博物館の清水副館長を講師にお招きしての
この講習、まずは葛温泉近くの「七倉」駐車場に集合。
開講式の後、タクシーに分乗して、高瀬ダムの堰堤上まで。
(タクシーは片道2,200円です。<2017年現在>)
ここで、ダム建設にまつわる講師のお話を聞きました。
大町にあるダムの全体像が良くわかりました!!
その後いよいよ歩き出しです!
とても良いお天気で、高瀬ダムの湖面はコバルトブルー!
奥に見える山の名前は何?と地図も取り出しながら、
ゆっくりと歩を進めます。
しばらく歩くと、ごうごうと音のする施設が。
皆さんの視線の先には・・・
長い長~~い送水管!(と、怖そうな長~い点検用階段)
いつも何気なく通り過ぎるこの場所でしたが、発電の仕組みを
聞くことが出来て見方が変わりそうです。
小休止の時間にも、大町市の発展とダム事業との関連、
ダム開発の歴史などについてもお話をいただきました。
昔はこの川にサケが遡上していた、なんてお話も!
こちらの隧道は、トロッコが走っていたころの名残だそうです!
中はひんやり。
湯俣の自然に関するお話も。
ここでは立ち止まって「五葉松」を観察。
湯俣が近づいてくると、待望の山が見えてきました!
右端の奥に見えるのが槍ヶ岳です。
一番高いのは独標、穂先はその隣のチョコンと
見えている先っぽ。
湯俣と言えば、多くの先人、そして今も多くのエキスパートたちが
槍ヶ岳を北鎌尾根から目指す起点です。
カラマツ林を歩いていくと、ついに!!川の向こうに
本日のお宿「湯俣温泉・晴嵐荘」が見えてきました!
つり橋を渡って、晴嵐荘到着!!
休憩や荷物整理の後、食堂をお借りしての講義です。
葛温泉や、付近の山小屋の歴史・変遷についてなど、
そして、明日見に行く予定の「噴湯丘」の成り立ちなど、
その他にも興味深いお話をたくさんお伺い出来ました。
この湯俣、なんといっても泉質の良い温泉が最高!
夜は、温泉と、小屋のおいしい食事を楽しみながら、
山の話で盛り上がりました。
2日目の様子はまた後日お伝えします!!
(番外編・ちょっとご紹介・・・)
この晴嵐荘、手作りの美味しい食事と共に、地元のお酒を始め
色々な美味しいお酒を楽しむこともできます!
いつもは山をガツガツ、そして、シーズン終わりには
ここでのんびり体を休めつつ一杯、なんて方もいらっしゃるそうですよ。