19日(金)~20日(土)は、夏山入門コース実践編となる八ヶ岳・赤岳へ!
前回、風雨の爺ヶ岳からのこの講習。
梅雨前線&台風のダブルの影響で予報や降雨状態もコロコロ変わり、
行程変更の可能性も視野に入れての開催となりました。
当日の朝。
朝から雨予報でしたが、良い方に外れました。
皆さんに今回の判断についてや、行程の説明など行い、
班会が終わったら、さあ歩き出し!!
ペースや歩き方など、講師からアドバイスを受けながら
目的地の赤岳天望荘を目指します。
今回は地蔵尾根から。
この辺りで雨が降り出してしまいました。
とはいえ想定内、素早く雨具を着ます。
ここから急登なので、基部でヘルメットを装着。
滑りやすい道を、慎重に登ります。
梯子などの人工物も要注意!
歩き方の指導を受けながら進みました。
「雨ニモ負ケズ、急登ニモ負ケズ!」
なぜか皆さんハイテンション(笑)
そして、稜線前、最後の急な登り!!
とても美しい顔立ちのお地蔵さんに見守られながら、
あと一息がんばるぞー!!
上のお地蔵さんが見えたら、そこは稜線。
ここからは小屋はすぐそこ!
ですが、ここからも気は抜けません。
実は、一番今回危惧していたのは稜線の「強風」です。
独立峰のような八ヶ岳の強風は吹くとすさまじいです。
森林限界超えた辺りで、体感で6-7mくらいでした。
稜線では時折、10mを超える風も吹いたと思います。
とはいえ想定より弱くほっとしたのですが、講師からも
風に対する態勢の取り方など、繰り返し指導しました。
小屋が見えると、歓声が上がりました!
小屋に着いたら、早速班会。
皆さん、1日目だけでもいろいろと学びや気付きがあったようでした。
そして、班会の後は、皆で無事の到着をお祝い!
乾杯~!!
赤岳天望荘の皆さんの、暖かいおもてなしと美味しいごはん、
そして名物「五右衛門風呂」も楽しみ、1日目が終わりました。
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翌朝。
昨日より風は収まりましたが、やはり雨の予報。
午前中の方がよさそうということで、予定通りの時刻に出発です。
お世話になった小屋の前でパチリ。
スタッフの皆さま、ありがとうございました!
学校登山の生徒たちのように?皆でご挨拶して(笑)、
いざ、赤岳へ!!
昨日より濃いんじゃない?と話しつつ、ガスの中。
足元には、可憐な高山植物がたくさんあり、癒されます。
赤岳への登りは滑りやすい岩稜帯。
岩場歩きが苦手、という方もいて、講師が見本を見せながら
一歩一歩あるくと、皆さん姿勢がガラッと変わり安定して
歩けるようになっていました。飲み込みが早い!
そして、急登の途中で・・・
ガスが切れて、麓のレタス畑が一望!!
M講師が前夜に、「晴れたら見えるよ!」と言っていた
景色がまさに目の前!
誰かが「レタス―――!」と叫んで大爆笑に(笑)
その後ガスが切れて、目指す赤岳頂上山荘がそこに。
北アルプスが見えたり、また真っ白になったりと目まぐるしいお天気。
ともあれ、やはり景色が見えるのはいいもんです♪
そして、絶対に見えないと思っていた富士山がうっすら・・・
心の目で・・・はなく、見えたんです!多分(笑)
カメラでは分かりづらい・・・ですねー。
ついに!!
全員で赤岳に登頂!!やりましたー!!
お決まりのポーズで△
(登ってきてすぐに、笑顔で写真撮ってくださった
お兄さん、ありがとうございました!)
山頂から、雲が谷を流れゆくのを眺めることが出来ました。
面白かった!!
さあ、登頂後は気を引き締めて。
ここからは、岩場の下りです。
稜線から見て「えー!!ここ下りるの?!」との
喜びの声もあがっておりました(笑)
鎖あり、はしごあり。
岩も濡れて滑りやすいです。
降り方について、足の置き方、運び方、
体の動きも、しっかりとアドバイス。
急峻な岩場は、緊張感も高まります。
・・・が。
やっぱり元気な皆さんでした(笑)
後半は、少しずつ歩き方もスムーズに。
岩場を抜けたところで小休止。
地図を見て現在地や、これからの登山道の確認をしています。
皆さん、地図の見方もだいぶ上手になってきました!
青々とした森の中に見えるのは行者小屋。
行者小屋の前で一休み。
さすが土曜日だけあって、人が多かったです。
ここからは、南沢を下ります。
道中、講師から現在地を聞かれて、即答!
登山者として、確実な成長がうかがえます。
素晴らしいです✨
最後は、赤岳山荘さんでカレーをいただき、振り返りを行いました。
当初は開催についても随分議論しましたが、参加していただいた
皆さんにとっていろいろと得るものの多い二日間となったようで
何よりでした!
さあ、次回はいよいよ2泊3日であのトンガリ山へ!
今回の学びや反省を活かして、楽しく登れますように!!
参加いただいた皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました!