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牧野富太郎先生の世界へ!(講習下見)

 このところ、ジェットコースターのような天候変化ですね!
 大町の昨日の最低気温は、マイナス1.3度。
 一方、今日の最高気温は、プラスの22度!
 週末の講習会に来られる方が「何を着て行けばよいですか」と聞かれるの
も無理はありません。笑。

 さて、そんな寒い中、昨日は戸隠へ。
 行く先は、長野市立博物館の分館戸隠地質化石博物館さんです!
 今朝の連ドラでも話題の、牧野富太郎先生の企画展をやっていて、4月28日(金)にそのコラボ企画を実施するので、その下見です。
 大町から戸隠へ向かう途中の小川村は、北アルプスの良い展望地!

 従来の展望台から、少し上に、こんなテラスも出来ました。

 眼下に広がる里山風景と北アルプスの大パノラマ!よきよき。

 さらに戸隠に近づき、鬼無里の辺りからは、戸隠連峰が一望できます!
 (え?手前のタラの芽が気になる?まだ少し早かったです!笑)

 その後は、ちょっぴり山道をご機嫌にドライブしながら、こんな昭和な看板も愛でつつ・・・(ガケくずれ博物館、ではありません。念のため。)

 博物館へ到着!!門をくぐって・・・

いざ、登校!
・・・この博物館、「柵(しがらみ)小学校」という学校の校舎を利用しているんです。よって、博物館へ行くことを「登校」と呼びます。笑。
 登校後は、早速担当の研究員・中村さんと打合せを。
(今回の企画展は、著作権等の関係で撮影不可なのですが、今回はセンターの講習会関係ということで、特別に、中村さん撮影の写真でご紹介します!)

 こちら、戸隠の旅館の蔵で最近発見された植物の採集標本です。120年も前なのに、こんなに美しい色で残っていたのは、土蔵のおかげなんでしょうか?
(右上にある鞄は、連ドラの主人公が斜め掛けしている、アレと同じでは!)

 戸隠の植物と言えばトガクシソウ(トガクシショウマ)を思い浮かべる方も多いと思います。今回は、その隠されたストーリー?!についての面白い展示も!
 「白い巨塔」ならぬ、「緑の巨塔」(植物だけに・・・)と呼びたくなるような歴史が垣間見られます。ドラマにできそう!

 そして、個人的にはイチオシの展示、ヒメアジサイに関する展示。牧野先生が愛して、自宅のお庭にも植えていたというこのヒメアジサイについて、昨年の最新の調査の結果も含めて、展示されています。
 皆さんのお庭に、もしお花や葉っぱが小さめのアジサイが植わっていたら・・・もしかして、ヒメアジサイだったりして?!同定したくなっちゃいますよ~!

 こちらは、職員A個人的にとても気に入った展示。
 今でいう「自然観察ツアー」のパンフレットです!!主催が、「東京鉄道局・東京日日新聞社・日本旅行協会」だそうで、鉄道の車中泊での2泊3日!!
 植物班と野鳥班に分かれているのですが、これがスゴイ。
 植物班担当が牧野富太郎先生。野鳥班の担当は、日本野鳥の会創設者の中西悟堂先生です。参加したかった・・・。

 ・・・と、まあ、あまりに見どころがありすぎて、あっという間に時間が過ぎていきます。現地下見の時間が無くなりそうだったので、後ろ髪引かれまくりながら切り上げて、いざ、荒倉キャンプ場へ。
  その頃には、すっかり雨模様・・・でしたが、こんなにたくさん!

わー!!と思ったのもつかの間。今日でこれだと、10日後は・・・
何株かは残っているとは思うのですが、既に見ごろは過ぎていそうです。今年は本当に、春が早いですね!

 とはいえ、こんなカワイイすみれさんも咲いていました!戸隠は春らんまん。せっかくですから、咲いている植物たちを、牧野先生に負けず?!じーっくりと観察できればと思います。
 参加費は大人一人500円(保険、入館料、税込)です。
 定員にはまだ余裕がありますので、興味のある方、是非ご参加くださいね!!
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