少し姿を現した爺ヶ岳の種まき爺さんも、消えてはまた姿を現した4月。
長野県山岳総合センターは、長野県山岳協会が設立した「一般社団法人長野県山岳協会事業管理」が指定管理者となり、3期目の事業運営をスタートさせました。
新しいスタートと同時に、今まで8年間所長の職にあった杉田から、傘木にバトンタッチしました。
3月に新しいメンバーが増え、新メンバー4人での新しい船出です。
さあ新しいスタート・・・・と思った矢先の突然のコロナ騒動。
現在山岳センターでは6月までの講習会を中止し施設利用もストップしています。
今後については、HPにてお知らせしていきます。
ところでこの状況の中、皆さんの登山体力は落ちていませんか。
私はというと、一週間に一回を目標に通っていたスポーツジムが3月からずっと休業したままということを理由に、正直ほとんど体を動かしていません。筋力は間違いなく落ちています。年齢からくるバランス感覚の衰えも。
そして、例年ならば4月終わりから5月末にかけて、仕事としてだけでなくプライベートでも針ノ木雪渓には何回となく登っているのですが、今年は一度も登っていません。長い期間山に登らないことで、山に対する感覚が相当鈍っている感じがします。
さて、全国の都道府県で緊急事態宣言が解除されたということで、感染防止に気をつけての登山が少しずつ段階的に再開されていくことと思います。
登山再開にあたっては、感染防止に十分気をつけることはもちろんですが、今まで以上に安全率の高い登山を心がけたいものです。
安全率を高めるために、山岳センターが提唱している「きちんと準備して→しっかり登って→下山後は自分の登山を振り返る」という一連の流れの中の、特に「きちんと準備をする」いうところで、昨シーズンとは状況が違うということを肝に銘じて計画を立ててください。
違うのは、自分自身の体力面の衰えだけではありません。小屋の営業や登山道の状況についての事前の確認が必要です。また救助体制も例年通りとはいかないと思います。
当センターでは、感染対策を十分行ったうえで、7月から講習会が開催できるように準備中です。
今後もぜひ、山岳センターと一緒に「自立した登山者」を目指しましょう。
おまけを一つ。
センターでも動画を作成して、今後講習等でも利用していきます。
記念すべき第一作目。