10月になって朝は10度を下回るようになりました。稜線あたりの紅葉は見頃です。
4日の日曜日、秋晴れのもと松本市近郊美ヶ原で45名の参加者が標高差620mを登り、掛かった時間を計るというイベントを行いました。
鹿屋体育大学山本正嘉教授提唱の「マイペース登高能力テスト」を美ヶ原にカスタマイズし、さらに登高時間を4つのランクに分けて「信州山のグレーディング」に対応させて登山体力を診断する、という試みです。
あなたの登高時間は○○時間だったので、きつさに耐える体力は△メッツとなる、だからこの程度の登山ルートが適当ですよと。
現代の登山者に、「自分の体力にあった山を選んで登る」ことをわかりやすく伝えるには、山の難易度だけではなく、自分の体力レベルを客観的に知る方法が必要だからです。
(詳しくはホームページの「マイペース登高能力テストについて」)
結果は表のようでⅣランクの人は居ませんでした。
最高齢79歳、最年少21歳、平均61歳。私が想定していたより皆さん早かった。
(表はクリックで拡大します)
年齢と時間は関係無いように見えます。理由はマイペースで登ってくださいと言ったのに頑張って登った人がいたのではないか、適切にトレーニングをしていれば体力を維持出来るのではないかという2つが考えられます。
登高時間と一緒に、終了点での乳酸値測定や登山中の心拍数測定、登山経験や登山日数などのアンケート調査もしました。それらを山本先生に分析して頂けることになりました。その結果は後日センターHPで公表します。