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引き続き雪崩に注意!(3/27(土)小蓮華山の雪崩報告より)

夜更かし職員Aです。

金曜日に、用事で大町市から長野市へ。

センターを出るときは、みぞれっぽくなっていたのですが・・・

途中、美麻のあたりは、すでに、まさかの雪景色!!

こりゃ、山は積もるなあ・・・人工岩場のJKは大丈夫だろうか・・・

などと考えつつ移動したら、峠を越えたら日が差し始め・・・

長野市は桜が咲いていて、また驚き!!てな1日でした。

(大町はまだ、梅。水仙咲き始め。)

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さて、一転して今日(すでに昨日)は、里も山も晴れて良いお天気でした!

小蓮華山に行かれた山仲間のO氏から、写真をいただきましたので掲載します。

その中で、雪崩に危うく遭遇しそうになったとのことで、記録もいただきました。

その場にいたからこその貴重なご報告ですので、ぜひご覧ください!

栂池から入山。

やはり、山の上は新雪だったそうです。

ハイクアップ中は無風でとても暑かったとのこと。

冬と春のはざまで、しかも新雪ありのコンディション、行動中は常にチームで情報共有し、細心の注意を払ったとのことでした。

稜線に出ると、さすがに風もあり、少し寒かったそうです。

小蓮華山の頂上!!

奥に、剣が見えます。

そして、滑走!絶景ですね~!!

しかし、滑走途中で、上部のスキーヤーが雪崩を誘発。

Oさんたちはチームでしっかり動いていたので事なきを得たそうです。

状況や、行動内容を教えていただいたので、お伝えします。

【状況及びパーティーや個人の留意点など】

・今日は天気も良く、入山者もそれなりにいた。

・このところの天候変化により、下部の層と、上載積雪部、そしてさらに、風の影響の有無や斜面の向きにより、かなりコンディションが違ったが、全体的にはストップ雪。ところどころは完全なカチカチアイスバーン。

・Oさんグループは6名。

・小蓮華山の少し東に降りたところから滑走し、白馬沢まで。

・今日は雪崩やすいコンディションだから、あまりリスクを負ったコース取りやターンはしないようにしようと事前に確認。(ちなみに、私は昨日O氏と連絡を取った際同様の会話をし、無理しない旨を聞いていました)

・あとは、改めて基本をしっかり守ることを確認(例えば一人ずつ滑ること、滑った状況(雪質など)を上に伝えること、シンガリは滑走技術があるメンバーが担当した。途中、きざんで止まるところはセーフティゾーン、など)
・その他、O氏の現場での留意点として・・・

 落ちるなら斜面に入ってすぐの可能性もあるので、急な最初の数ターンは特に慎重に。スラフマネジメントを意識したターン弧を描いて、ときおり後ろもチェック。滑走中は、もしいまなら何かあればあそこに、つぎの開けたとこでは、何かあればここに逃げよう。など、滑る斜面をザッと見て、最悪逃げ込む場所を頭の片隅に意識しつつ、常に滑走。

【雪崩発生時の状況】
O氏と先行のSさんは、小蓮華沢途中からスキーヤーズライトの沢にトラバース、その沢を下ると、小蓮華山の西側直下を降りるコース「逆Y字」に出た。
いよいよ最後、逆Y字が見えてきたな〜というあたりで、上から雪崩れてきて、あわててスキーヤーズレフトに逃げた。
・雪崩発生時は、O氏が滑走中、先に滑りセーフティゾーンにいた仲間から「危ない!後ろ雪崩来てる!」と叫んでもらい、O氏は後方確認後、即刻スキーヤーズレフトに大きくカーブして事なきを得た。
・上方にいたスキーヤーによる誘発。同スキーヤーは流されて転倒、板とストックを紛失したが、埋没せず、命にも別状なし。ストック1本は見つかったが板は見つからず、結局そのスキーヤーは徒歩で下山となった。
<Oさん、みなさん、貴重なご報告ありがとうございました!>
最近の気象変化や気温変化は、ジェットコースターのようで、山のコンディションも日々かなり変わっていることと思います。
ご存じのとおり、この時期は大小の雪崩が各地で発生しやすい状況です。
山に入られる方は、予報だけでなく、これまでの天候変化等のチェックもお忘れなく。
また、天候変化や積雪状況などを判断して安全な行動をとるには、知識や技術に加え、経験値も大事です。
経験の少ない方は、しっかりと経験を積んだ熟練者に同行するようにしましょう!

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