一般登山道の岩場を安全に登下降する技術と、事故やアクシデントが起こった時の初歩的な対処方法を学ぶ講習会が6月24日~25日、山岳センターで開催されました。
開講式の後人工岩場に移動、岩場での安定した登り方、立ち方について講師から指導を受けています。
反対の壁では、バランスを維持しながらトラバースの練習もしていました。
人工岩場で練習をし感覚が分かったところで、実際の岩場に行き訓練開始です。
本物の岩の感触を感じながら苦労して登っています。皆さん足で登る大切さを感じながら登っていました。
下りは実際に張ってあるロープに安全を確保し下ります。
「落石に注意して」と講師から注意され慎重に下っていました。
二日目は「岩稜歩行・通過技術」の講義後、実技講習です。
鎖利用時の安全な通過方法、捻挫の処置(テーピング、ストックを利用した松葉杖)
ザックとストックを使った背負い搬送方法などを班に分かれて講習をしました。
午後は庭に出て、ツェルトを実際に張って色々な張り方の指導を受けているところです。
講習後の班会での発表では、「岩稜での歩き方、登り方を基礎から学ぶことができた、入念な準備の大切さ、いざという時の備えの大切さを学ぶことができた」という内容の発表がありました。
もうすぐ夏山シーズンです。それぞれ行きたい岩稜があると思います。安全で楽しい夏山になりますように。