この週末は、「指導者研修会(岩登り)」がありました。
この研修会は、
指導者や山岳会のリーダーが、
安全な岩登りの知識や技術、指導法を、実践的に研修することがねらいです。
具体的な研修内容は・・・・・・
まず、安全確保の物理的理解についての講義がありました。
岩登りを安全に行うための知識と、
物理的な力としての落下係数や落下速度、プーリー現象等が講義の内容でした。
その後、人工岩場にて、
ロードセルを使って荷重測定をするという形での物理的検証等をしました。
角度によって荷重が変化するということを、
実際に数字を示すことによって理解することができました。
1日目の最後は、班ごとに分かれて、
2日目の研修内容の確認をしました。
2日目は、
支点構築・確保技術・懸垂下降技術の3項目について、
指導法という観点を中心に、研修を深めました。
「支点構築」においては、
流動分散と固定分散の違いを検証しました。
次の写真は、
セルフビレイのセットの仕方について確認している場面です。
「懸垂下降技術」においては、
支点にどのくらいの衝撃が加わるかについても実際に検証しました。
支点にはロードセルがセットされています。
岩登り中のいくつかの場面における荷重について、
具体的な数値で示されることで、
まさに、論より証拠の2日間!
それだけに、2日間があっという間に過ぎてしまいました。
参加者からは、また是非このような機会を!という感想が多くありました。
来年度以降も、今回のような研修の機会を設けていく予定です。
皆さんの参加をお待ちしています。