ホーム情報・イベントブログ山と人との関わりについて考...

山と人との関わりについて考えよう(“信州”山の自然楽講座「山と自然・・・人は山とどのようにかかわってきたのか」)

今日は、松本市あがたの森文化会館にて講座を開催しました。

題して「山と自然・・・人は山とどのようにかかわってきたのか」。

3人の講師をお招きして、山と人とのかかわりについて

ひも解いていただきました。

RIMG9125

初めに、山岳ジャーナリストの菊池俊朗さんから、

「信州教育の傑作、学校登山 その歴史と課題」と

題して講演をいただきました。

信州という身近に山があるこの地域で、人々がどのように

山とかかわり、山に登ってきたのか、また学校登山の歴史と変遷など、

大変興味深いお話でした。

RIMG9138

午後は、東京学芸大学名誉教授・理学博士の小泉武栄先生より

「日本人にとっての山と自然」と題しお話をいただきました。

日本の山岳地域における自然の多様性は、世界でも

他に類を見ないこと、その自然の不思議を読み解くには、

個々の対象を掘り下げるだけでなく「つながり」を見出すことが

大切であることなど、改めて自身が山と向き合う姿勢についても

考えさせられるお話でした。

RIMG9150

最後は、雪形写真家の丸山祥司さんから、信州における

「雪形をとおした人と自然とのかかわり」についてです。

雪形が昔から人々の生活に溶け込んだものであること、

また、現在「通説」となっている雪形の見立てが、実は昔は

違った見方をしていたことなど、たくさんの写真を交えながら

お話しをしてくださいました。

先人たちがどのように山とかかわって来たのかに

目を向けることで、これまでの山の見方がちょっと

変わるような気がしました。

今日の講座は80名近い方にお集まりいただきました。

講師の先生方、聞きに来てくださった皆様、本当にありがとうございました!

————————————————————————————–

RIMG9115

ところで、今日の会場は重要文化財にも指定されている、

「旧松本高等学校」校舎の本館の一室でした。

RIMG9114

大正時代のレトロなたたずまいのこの建物は、

現在でも市民に開放され活用されています。

RIMG9117

ヒマラヤスギに囲まれた、雰囲気のある素敵な場所で、

定期的にコンサートなども開かれているそうです。

松本駅から徒歩圏内にありますので、機会があれば

是非立ち寄ってみてくださいね!

北アルプス ライブ映像

施設利用

宿泊施設や人工岩場などの利用方法・案内はこちら

施設空き状況

各施設の空き状況は下記リンクからご覧ください。宿泊・センターの利用についてはお問い合わせください。