今日は「信濃大町の山と人 100年の歩み」を開催しました。
初めに、お隣・市立大町山岳博物館の学芸員・関さんから、
講義がありました。
大町市には、2400m以上の山がなんと40座もあること、
また日本の近代登山の歴史や、大町の登山案内人の足跡などを
分かりやすくお話していただきました。
案内人組合の誕生には、大正登山ブームが強く結びついていること。
その登山ブームのきっかけには、鉄道網の発達や、測量技術が進歩し
地形図が発行されたことが要因となっていることなど、
大変興味深い内容でした。
また昔は、装備も小屋の設備も、今とは全く違う時代。
たくさんの写真からは、昔の案内人の気概や苦労もうかがえました。
講義の後は、山岳博物館で開催中の特別展示へ。
引き続き、関学芸員の解説を聞きながら、観覧を行いました。
(展示は11月26日まで行っています。)
こちらでも、案内人の歴史や当時の案内人の装備なども
みることが出来、皆さん、当時の山人に思いをはせていたようでした。
続いて、常設展の案内もしていただきました。
常設展には何度か来ている職員たちでしたが、学芸員さんの
丁寧な説明を聞きながら観覧すると、とても深く理解でき、
知的好奇心がくすぐられる時間でした。
ご参加いただいた皆様、そして山博の関さん、ありがとうございました!!
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ところで、今日は「山の日」!!
各地で山に関するイベントが行われています。
今日は、センターでは山の日にちなんで、ボルダリング壁の
無料開放を行っています。朝からたくさんの方にお越しいただいています!
こちらは、奈良からお見えのIさんファミリー。
家族全員で壁にトライ!?(ご協力ありがとうございます!)
ちなみに昨日は、団体さんの貸し切りがありました。
子供たちが歓声を上げながら、元気に登っていました!
ボルダリング壁の利用不可日につきましては、センターHP記載の
利用カレンダーをごらんください。
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さて、山岳総合センターは、明日から夏季休館となります。
ボルダリング壁の利用が出来ない他、人工岩場の予約等も出来ません。
また、講習等の受付メール、お問い合わせ等へのお返事は8月22日以降と
なります。大変ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
どうぞよろしくお願い申し上げます。