冬山入門コース全3回の最終回となる「初めての冬山テント泊登山」講習会が2月3日から
4日まで1泊2日で開催されました。
開講式の後、各班に分かれて入山前に忘れ物がないか最終チェックをしています。
今回は初めての冬山テント泊、生活に必要な装備を含めると重量が増えます。
実際にパッキングをした荷物を担いで山を登れるか、受講生の皆さんの顔から
心配している様子が伝わってきました。
いよいよ登山開始です。
現在地を確認中。
わかんを装着し準備OK。
テント泊予定地に向け急斜面を登っていきます。
重い荷物が体に堪えます。
急斜面を登ると素晴らしい展望が待っていました。
疲れが吹き飛ぶ瞬間です。
テント泊予定地に到着、一休みをしてからテント設営です。
テントを張る前に、全員で肩組をし、雪を踏み固め整地しています。
少しでも快適にテント生活ができるように、講師から色々アドバイスをいただきながら、
各班テント設営をしていました。
テント設営後、地形図と現在地を確認しながら尾根を登っています。
講師から雪庇の発達している箇所等の危険個所の説明、植生の説明、深雪歩行の
注意等について熱心に学んでいました。
1日目の講習が終り、各班の設営したテント地まで戻ってきました。
夕方になると気温は一気に下がります。
さあ、これからテント泊の体験です。
各テント内から、楽しそうに話しをする声が聞こえていました。
鍋を囲んで、美味しい夕食タイムです。
テント内はとても暖かく、外の寒さを忘れ、楽しい語らいの声がいつまでも響いていました。
皆さん快適なテント生活ができたようです。
朝食を終え、お世話になったテントを撤収です。
皆さんテキパキとスムースに撤収作業をしていました。
撤収後は各班に分かれて、実技講習です。
雪崩ビーコンの扱い方の講習をしている班。
緊急時雪洞の講習をしています。
汗をかきながら、一生懸命、雪洞を掘っている班。
危急時対応として、ツェルトを設営している班もありました。
熱心に学ぶ受講生の姿にとても好感がもてました。
最後に全体で「雪質観察」をしました。
雪の層の説明をしています。
ショベルを使い弱層テストをして、雪の状態を観察しています。
予定してた講習が終了し、山を下りました。
12月、1月、今回と3回の講習のすべてが終了しました。
下山の際、12月お会いした時の表情と違い、受講生皆さん一人一人がとても
逞しく感じました。
冬山入門コースを受講された皆さん、本当にお疲れ様でした。
今回学んだ事を、今後の冬山に生かしていただけたらと思います。
また、山でお会いしましょう。