11月5日(土)~6日(日)にリーダーコースのオプションコース3回シリーズの「岩登りの技術確認」の最終回が行われました。
1日目は長野市の物見の岩場で前回までの復習を行いました。
セカンドクライマーがリードクライマーのビレー、リードクライマーが確保支点に着いたら、セカンドクライマーのビレーというように、一連の岩登り確保を実際の岩場でスムーズに行えるように練習しました。
当日は、朝方は寒かったものの、日中は汗ばむほどの暖かさとなりました。紅葉の中、気持ちの良いクライミングができました。
懸垂下降も、人工岩場とは違った傾斜や起伏を降りることの難しさを体感しました。
2日目は大町の人工岩場で技術確認の検定を行いました。
始めにハーネスの正しい装着や各種のロープ結束ができるかどうかの検定を行い、次に2人1組で登りました。支点の構築、リード確保、セカンド確保、支点でのリード入れ替わり、懸垂下降などの技術を講師が採点しました。
前日とは異なり、朝から気温が上がらず、寒さに耐えながらの検定となりました。午後には霧状の小雨となりました。山は雪になっていたかもしれません。
講習会の中で実際には行いませんでしたが、講師によるダブルロープ登攀のデモを見てシステムの理解をはかりました。
講師反省会で「3回の講習会で岩登りのロープワークが全員それぞれに上達した」との言葉が出されました。
ロープは正しい操作を行えば心強い味方になりますが、うろ覚えで行うと、かえって事故を誘発してしまうことがあります。1つ1つの操作を正しく、確実に行うことが大切です。練習を重ね、ぜひ今後の安全登山に生かしていって欲しいと思います。
リーダーコースも次回からはいよいよ雪山登山の学習と実践に入ります。2月には雪洞も体験します。昨シーズンは少雪でしたが、今シーズンはいつも通りに雪が降ることを祈りましょう。