ネパールトレッキングシリーズの第2回目です。
この日は、標高3,440mのナムチェに到着。
ついに、日本で2番目に高い北岳(3,193m)を
超える高所までやってきました!
ナムチェは「ナムチェバザール」とも呼ばれるように、
エベレスト街道でもひときわ活気のある町です。
ただ、早朝はお店も閉まっていて、とても静か。
山を見ようと早起きして、街中を散歩してみました。
ナムチェの町からは、正面にコンデ(6,168m)が見えます。
少し方角を変えると、タムセルク(6,608m)が。
多くのトレッカーが高度順応のために、ナムチェで2泊します。
この日は、隣町にある有名なホテルへランチトレッキング。
途中から、名だたる山々が見えます!!
奥には世界最高峰のサガルマータ(ネパール語)が。
(英語名はエベレスト、チベット名はチョモランマ)
手前にローツェが輝いていました。
右側にはアマダブラム。美しい山で、シェルパ語(シェルパ族の言葉)で
「母の首飾り(ペンダント)」を意味します。
ホテルは「ホテル・エベレスト・ビュー」という名前の高級ホテルで、
テラスからもご覧のとおり美しい山々が一望!標高は3,880mです。
実はこのホテル、長野県青木村ご出身の宮原さんという方が
創建されたものなのです。日本からの宿泊者が多いそうで、
メニューには「親子丼」なんていうのもありました。
贅沢な風景を堪能して、帰路に。
トレッキング途中の村では、多くの子どもたちを見かけます。
特に小さい子どもはどこでも元気いっぱい!
時々、じゃれてきて、一緒に写真を撮ってとせがまれたりしました。
さて、ナムチェに戻ってきました。少し上から見ると、
すり鉢状の土地に家が並んでいるのが良く分かりました。
翌日は、タンボチェまでの移動ですが、あいにくの天気。
急いでも仕方ないので、ナムチェにあるシェルパミュージアムに
立ち寄りました。
サガルマータ国立公園内の生物のパネル展示や、
シェルパの民族衣装の展示などがあります。
ふと視線を感じて振り返ると・・・
昔の登山装備を身につけた、(若干雑なつくりの)人形が。
うすぐらい館内、ちょっとコワい・・・
博物館前にはエベレスト初登頂者テンジン・ノルゲイ像があり、
晴れていればそこから絶景が望めるのだそうですが、
あいにく一寸先も霧…てな具合でしたので、先に進むことに。
道中、多くの地元の方々が、せっせと薪を運んでいました。
女性や、子供も。小さい子も落葉を籠に入れて運んでいました。
もちろん動物も頑張っています。
このゾッキョ、角の先に何か付いています。
よく見ると、ストックのゴムキャップ。
さて、この日はアップダウンを繰り返して、タンボチェへ。
標高3,860m、こちらも富士山3,776mを超える高さです。
残念ながら霧が濃く、眺望はなし。明日に期待したいところです。
さて、タンボチェには有名なチベット仏教の寺院があります。
朝夕のお祈りの時間だけ入ることができます。
寺院内は撮影禁止で、残念ながら写真はありませんが、
荘厳な雰囲気のなか2時間近くお祈りがありました。
とても寒かったですが、清々しい気持ちになりました。
次回は、タンボチェの朝の風景からお伝えしたいと思います。