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アルプス研修 その1

今夏、ヨーロッパの山に接する自己研修を行うこととし、8月初旬から約2週間余りシャモニに滞在しました。初めてのアルプス登山と滞在の様子を数回に分けて報告します。

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中国国際航空で羽田空港を朝出発し、3時間で北京空港着。広い空港ターミナルなので、乗り継ぎ手続き等で迷わないことが大切です。乗り継ぎ時間は約2時間。北京は大気の状態から、上空からも地上でも、ややかすんでいます。

 

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混み合う乗り継ぎ審査を終え、ジュネーヴに向けて出発。10時間の行程です。機内食が2度出てきました。

ジュネーヴ空港到着が18:30のため、予約していたホテルに宿泊。しかし、もう少し調べておけば、乗り合いタクシーでシャモニに入ることのできる時間でした。

 

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翌日、バスでジュネーヴからシャモニへ。途中でスイスらしい放牧の様子や、緑の木々の上にニョキっと出ている岩山を見ることができました。80kmの距離を1時間10分程で移動。

 

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シャモニに近づいた時、突然ガスの中に氷河の末端が見え始めました。街に近いことに驚きましたが、以前はもっと下まできていたとのこと。温暖化は氷河を後退させています。シャモニに到着後、予約していたホテルに入りました。小雨模様。ホテルのすぐ横を流れる川の水は、氷河からのものなのか、やや緑色に濁っています。

 

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街の中を散策していると、モンブランの初登者バルマ(水晶掘り)とパカール(医師)の銅像がありました。登頂は1786年8月8日です。指差す方角にはモンブランが見えるはずなのですが・・・山には雲。今回の登山の第一目標はアルプス登山の門を開いたと言われるこの山です。

 

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モンブランの初登者に賞金を出すと提案したソーシュール。山の自然科学的意義に気づき、高山への登山を目指したこの人物が、モンブラン登頂への道を開きました。

 

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シャモニに入って2日目。天気が回復し、周りの山々が見えました。もちろんモンブランも。一番左端が頂上です。

夕方、ガイドとの打ち合わせが行われました。今回は1人でのシャモニ滞在のため、ガイドを予約。エージェントの日本人職員が同席してくれて、言葉の点では一安心。フランス人のAガイドのと打ち合わせる中で、彼から「天気が下り坂なので、1日で山頂に登り、途中まで下ってグーテ小屋に泊まろう」と提案されました。高所への順応がうまくいくか不安があったのですが、提案を受け入れました。

翌日から3日間の登山が始まります。1日目は高所順応のため、ロープウェイでミディ山頂に上がり、氷河を数時間歩き回るというもの。2日目・3日目はモンブラン登山です。

 

 

 

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