週末に開催されたもう一つの講習、夏山入門コースの最終回
「チャレンジ!槍ヶ岳登山」の様子を2回にわたりお伝えします。
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登山の初心者の方が対象の「夏山入門コース」。
6月から、こつこつとレベルアップを重ね、この日を迎えました。
上高地のバスターミナルで班会。いよいよ出発を前に、
登山計画を確認。準備体操して、いざ!!
河童橋の向こうには、青い空、緑の山並み。
おのずとテンションが上がります。
途中、休憩時には地図読みや気象についても話をしました。
引率は熟練の講師たち、岩登りルートや、バリエーションルートの
話が出て、「あんなところ登れるの~?!」と皆さんも興味津々!
横尾までは平坦な歩道が続きます。
空を見たり、地形を見たり、歩き方について話をしたり。
途中には、登山者カウンターが設置されていました。
横尾を過ぎると、槍沢沿いの緩やかな登山道に。
「あっ!!」皆さんの視線の先には・・・
悠々とイワナが泳いでいました。さすがは清流!!
その後、本日のお宿「槍沢ロッヂ」に到着です。
ヘリポートのスペースをお借りして、ツェルトの
有効利用について学びました。
緊急時や休憩時の利用法、素早く設営する方法など、
状況に応じた使い方を学びました。
食後は、各会の反省会と、全体での交流会。
山の話は尽きませんが、明日のために早めに休みました。
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二日目は、予報通り、朝から雨。
しかしながら、明け方の土砂降りとは違い、行動開始時間には
それほど強い降りではなく、一安心。
講師の指導も受けながら、とはいえ今回は「卒業講習」。
班ごとに「主体的」に行動を進めました。
各班ともこの頃には立派な「パーティー」に!
苦しい登りも、楽しい仲間と徐々に高度を上げていきます。
時折、雨の止み間もあり、午後の登頂に期待も出てきました。
槍ヶ岳を開山したとして知られる播隆上人が滞在した
と言われる「播隆窟」、通称「坊主岩小屋」。
ちなみに、来週末は槍ヶ岳山荘で播隆上人をしのび、
「播隆祭」が行われます。
チングルマも水滴をまとって、秋の始まりを告げています。
景色がない中、山荘までのカウントダウン「あと○○○m」の
表示に励まされつつ登って行きました。
そしてついに、山荘到着!!
予定では、今日登頂したいところ・・・
しかし、小屋から穂先が見えない状況。
余りの悪天候では、安全上、登頂はあきらめざるを得ません。
さてどうなるやら・・・
【後半】は、明日のブログに続きます~。