この週末、島々から徳本峠を越えて上高地に行ってきました。
島々から林道を歩くこと6キロほどの二俣にあった案内板。島々から上高地までは、約20キロです。
徳本峠まで、まだ7キロ。先は長い。
いくつかの橋を渡って、ようやく岩魚止小屋に到着。
今から40年ほど前、この小屋の脇のいけすにイワナが泳いでいたのを見た覚えがあります。
島々をスタートしてから6時間。ようやく徳本峠に着きました。
小屋はもちろん閉まっていて、静かな徳本峠でした。
眼前には、初雪が少し残っている穂高の峰々が。
峠からの下りにあった「明神まで1.8キロ」の道標は、今は冬眠状態。雪対策ですね。
歩き始めて9時間、外国人でにぎわっている上高地にようやく着きました。
久しぶりに長い時間歩きながら思ったことは、やっぱり登山は歩くスポーツなんだなということです。
しかも平らなところを歩くのではなく、上り下りのあるところを歩き続ける筋肉を使うスポーツ。なかなかきついスポーツです。
今回、徳本峠からの下りの際、膝の裏側に痛みを感じました。この痛みの原因は、間違いなく筋力不足。日常での筋力トレーニングをほとんどしていないことを強く反省しました。
あと何年か楽しく安全に登山を続けるために、またいつまでも元気に動けるよう、日々の生活を見つめなおす必要があることがよくわかりました。
こんな気持ちにしてくれた今回のクラッシクルートに、感謝ですね。
ところで今回のルートは、長野県登山安全条例における指定登山道になっています。計画書の提出をお忘れなく。
また、今週11月15日(金)上高地閉山式が執り行われます。上高地までのバス、タクシーの運行終了です。要注意!
上高地は、今週末から冬のシーズンに入ります。
最後に、明神から徳本峠に向かう登山道にあった看板の写真を載せます。
ハシゴは撤去されています。通行の際は、十分気をつけて!