今日は、安曇野市明科の「御宝田遊水池」で、冬鳥の観察会を開催しました!
長野県山岳協会・自然保護委員会との共催で実施したもので、昨年の初開催に続き、2回目です。
昨年ほどではないですが、朝は冷え込み、申し分のない良いお天気となりました!
(ちなみに、昨年の開催日は最低気温マイナス10度、今日はマイナス8度でした!)
今年は、人数も昨年の倍の14名の方にご参加いただきました!
講師はおなじみ、井上章さん。戸隠在住、珈琲工房の店主でネイチャーガイドをされています。
まずは、双眼鏡の使い方を教えていただき、いざ、観察スタート!
ここの鳥さんたちは、比較的人馴れしている個体がいるので、近くで観察しやすいです。
寄ってきたのは、主にオナガガモと、ヒドリガモたち。餌を持っていないとわかると、即、つれない素振り(笑)
ひとたび、餌を持てば・・・
モテモテになれます!(笑)
(※現地で白鳥の保護活動をされている団体が餌の販売等を行っています。ルールを守って観察・餌やりをお願いします。)
観察できる水鳥たちの特徴や、雌雄の違い、名前の由来など、楽しい話もたくさん教えていただきながら歩きます。
メモを取ったり、スマホに記録したりしながら、皆さん、熱心に聞いてくださっていました。
初心者の方たちも、徐々に双眼鏡の扱いに慣れてきた頃・・・
人気者!のカワセミさんが登場!(写真、枝かぶりですみません・・・)
鮮やかな色は、遠くからでもよくわかりました!
しばらく、水鳥さんの観察をしてから、少し移動。次なる目的は・・・
そう、御宝田と言えば!!コハクチョウさんです。
白い北アルプスをバックに飛ぶ姿を撮影に来られる、写真愛好家の方も多くいます。
今日は数羽、まだグレーっぽい幼鳥たちも観察できました。大きさはすっかり大人サイズでしたが。
ちなみに飛来期間中は、エリア入口に「何羽いるか」の看板が立てられ、保護活動団体の皆さんが朝、カウントしてくれています。
これから、さらに数も増えていくはずです!
最近の情報やこれまでの飛来数は、安曇野市のホームページでも見ることが出来ます。
近くの林には、トビの姿、上空にはオオタカも!
今日は、トビが近くを飛んで、水鳥が一斉に羽ばたく様子も観察できました。
後半は、近くの草地や樹林帯の鳥さんたちの観察です。
小さな小鳥さん、飛び回るのが早くて観察するのが大変でした!!
でも、ちょこまかと動き回る姿が、とてもかわいかったです~。
おなじみ、シジュウカラやエナガ、カワラヒワやカシラダカ、ホオジロなどが観察できました。
途中、O君が不思議なものを発見!!
彼が、足元で見つけたのは、「ヒシ」の実。
水草なので、池のふちで多く見つけたようです。
なぜか、子どもたちは次々と見つけてくるのに、大人はなかなか見つけられない・・・
これを好んで食べる、その名も「ヒシクイ」という鳥がいます。
この付近では飛来は珍しいのですが、年によっては近くの田んぼでも観察されるそうです。
地域によっては食べるところもあるそうですが、私は食べたことがありません!どなたか、食べた方います??
それにしても、このとげとげはすごい!
さすが、忍者の武器になるだけありますね!
車やおうちの回りにまかないでね!(笑)
子どもさんたちの観察眼の鋭さにも、感服でした~✨
ゆっくりじっくり観察しながらでしたが、あっという間の3時間!
最後に、観察した鳥の名前を記録して、終了しました。
皆で観察できた鳥が28種類、声が聞こえたのが1種類、少し早めに来られた方々が朝活で見つけたのが1種類。
合計30種類もの鳥さんに会うことが出来ました!
季節ごとに見られる種類が変わる鳥さんたち、また是非一緒に観察しましょう!
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!!
次回は新緑の季節、野鳥の宝庫・戸隠で開催予定です!