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「冬になります」(「ビスタリ山ある記」(40))

今朝の安曇野は今シーズン一番の冷え込み。昨日は冬型で一日山は見えなかったのですが、今朝は高気圧に覆われてきれいに晴れ上がり、常念から後立山の白馬三山まできれいに見えました。

北のほうはもう真っ白です。

ビスタリも半年の休みを頂いていました。

今年の夏シーズンは、コロナ禍で登山者は大幅に減ったようです。登山した人も日帰りやソロのテント泊が増えて、例年とかなり違った様子だったようです。ここ何年かの登山ブームで、登山者の年代は少しずつ若返っているように思いましたが、コロナ禍でその傾向は更に進むのではないかと思います。

6月に山岳センターは、長野県と一緒に登山者に「5つのお願い」(①体調の悪い人は入山しない、②山小屋は事前予約をする、③難易度を落とす、④混雑を避ける、⑤感染予防グッズを携行する)を出しました。このような呼びかけはあちこちからありましたが、登山者によく浸透し、また山小屋をはじめ登山者を受け入れる側は、定員を減らし、消毒・換気・密の回避に努めました。双方の努力があいまって、登山でのクラスター発生などはありませんでした。

今年の夏シーズンはなんとか乗り越えた格好で、コロナ禍での登山の方向性が見えたような気がします。その一方で課題も明らかになりました。定員を抑え、感染対策にお金を使った山小屋は営業が成り立つのか、冬の山小屋で換気はできるのか、などなど。登山者の側でいえば、山小屋は事前予約で定員も減って好きな時に行きにくい、日帰り登山で登れる山は限られる、テントを担いで行くのは荷物が重くなる、特に冬のソロテント泊は技術的にも敷居が高い、などなど。

蓮華岳から北の山はもう真っ白ですっかり冬の山。さて来年はどうするか。悩みは多いけど、冬の間に考えてみましょうか。

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