長野県山岳総合センターは、安全登山の普及・啓発に関する各種事業を行っています

山でピンチの時に…対応できますか?(「山でのビバーク技術と危急時対応を学ぼう」)

先週末は、八ヶ岳・黒百合ヒュッテと天狗岳周辺にて、

山での「まさか!」に対応できる技術を学ぶ講習会を開催!

レスキューのプロである消防関係の方と、一般登山者の方の班の

二つに分かれて、実践的な内容での講習としました。

どちらの班も、まずは「危急時に陥らないこと」の大切さについて

話をさせていただきました。

実技は、読図から。

全国的には遭難の原因1位は道迷い。

道迷いの後、滑落等に陥る事例も多いですので、

「迷わない技術」は大切です。

業務ではGPSの時代ですので、紙の地図+コンパスの読図は

新鮮な方もいたようですが、非常に勉強になったとのお言葉も

いただきました。

幕営地の黒百合ヒュッテ前では、ツェルトを設営。

ツェルト泊は皆さん初めて、とのことで、一晩過ごせるか

不安そうな方もいました。

設営が済んだら、班ごとに危急時の主に応急処置や

搬送の実技練習を開始。

捻挫の応急処置中。

山中では多いアクシデントです。

テーピングを予防措置的に使うことも出来ます。

消防班の方は、少ない資器材で、いかに効率的に

傷病者を運ぶか、実践的に研修を行いました。

要救役の職員、背中に安心感ありすぎて寝てしまいそうです(笑)

一般の方は、背負い搬送でも、もう少し簡易的な方法で。

背負うことの大変さも感じていただけたようでした。

自力脱出と救助要請のどちらと判断するか、これも

セルフレスキューの大事なポイントです。

簡単なロープワークについても学びました。

夜はみんなで山談議。

月がきれいな夜でした。

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翌日も、天候に恵まれました。

ツェルトで一夜を過ごした振り返りでは、

「思ったより結露がひどく大変だった」

「夜中寒くて目覚めた」

「意外としっかり眠れた」

など、それぞれの感想を抱かれたようです。

ともあれ、いざ、出発!!

足元には、ウメバチソウ。

暑いぐらいの陽気の中・・・

いきなりのアクシデントが!!

どんくさい職員Aが、骨折・・・!

さらに、歩けない!とワガママを!

・・・ではなく、訓練の一環です(笑)

こちらでは、職員Oが捻挫!処置したのに、

無理ー!歩けない!と、背負い搬送を要求。

・・・もちろん、訓練です!(笑)

その後も、体調不良に陥った職員を前に、何が原因か、

どのように処置すればよいか・・・など、色々な

実践研修を行いました。

西天狗からの下り、西尾根は、正面に南~北アルプスの

大展望を望みながらの登山道。気持ちよく歩きました。

その後も、色々なハプニングが襲い掛かりましたが、

皆さん、学んだことを生かして無事にクリアー。

お天気に恵まれて、充実した二日間となりました。

 

今回学んだことは、生かす場面が無いのは一番ですが、

万が一に備えることも大事です。

また、それぞれで復習もしてみてくださいね!

冬の危急時対応講習もありますので、興味のある方はぜひ

ご参加ください。


Updated: 2019年9月10日 — 7:47 PM

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