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春の乗鞍岳(「みんなの山写真」)

センターはGW休館中ですが、昨日(5月1日)の乗鞍岳の様子が

届きましたので、お伝えしたいと思います!

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ご紹介の前に…★乗鞍岳の入山について★

この時期の乗鞍岳は、「春山バス」の運行があり、

一気に標高2,350mの「位ヶ原山荘」まで標高を上げることが出来ます。

(5月下旬には「大雪渓・肩の小屋口」まで運行予定)

とはいえ、この時期の春山はまだ「冬山」の備えが必要です。

また、国立公園特別保護地区で国内有数のライチョウ生息地でもあります。

安全第一で準備・入山するとともに、環境に対しても十分配慮するよう

お願いいたします。

※春山バスについて詳しくは運行するアルピコ交通のページへ

※入山時は、位ヶ原山荘で「入山届」を提出してください。

「入山届」PDFのダウンロードはこちら

ちなみに上の入山届、3枚組です。

①届出様式

2018norikura-nyuzan-todoke-001

②わかりやすいマップ

2018norikura-nyuzan-todoke-002

 

滑走可能範囲や危険地域の記載があります。

③利用者への案内、注意点など

2018norikura-nyuzan-todoke-003

とても参考になりますので、入山をされる方は是非

ご確認ください。

(ちなみに、①様式は、位ヶ原山荘でも入手できます)

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乗鞍岳は、いくつかの峰がありますが大きく見て独立峰であり、

大抵とても強い風が吹いているのですが・・・

昨日は暑い!風も弱く、日差しは初夏レベル!!

RIMG5469

てくてくハイクアップしているうちに、汗が噴き出てきました。

RIMG5471

上空に薄い雲があり、日暈(ひがさ、にちうん)が見られました!

明日からの下り坂は、予報通りかな・・・?

RIMG5482

位ヶ原山荘からは、一旦少し傾斜のある斜面を登って、

緩やかな斜面となります。

少し登ると、登山者たちが点々と連なっているのが見えます。

平日とはいえさすがGW期間中!!

RIMG5489

2,800m付近で、振り返ると、お向かいの摩利支天岳に

コロナ観測所、その麓に、肩の小屋(右)と東大の宇宙線研究所が

良く見えました!

そして・・・聞きなれた声!!

ライチョウ映像(乗鞍岳)_Moment

いました!

換羽の時期?背中のぴょこっと出た羽がキュート。

ライチョウ映像(乗鞍岳)_Moment(2)

 

ちょっと見づらいですが、登山者の目の前をビュンビュン、

奥の2羽が、メスとそれを追いかけるオス。

手前の1羽が、上の写真のオスです。

登山者を全く意に介さず、嫁さん争奪バトル中でした!

(あとで動画をFacebookに上げたいと思います)

RIMG5491

この最後の登りをこなせば、稜線です。

RIMG5515

稜線から、山頂を目指しました。

ちなみに、鞍部に滑走用具をデポする人も多くいました。

RIMG5517

山頂から振り返ると、今年はやはり雪が少ないのが良く分かります。

槍・穂高連峰も正面に望めます。

それにしても、続々と登山者が上がってきていますね!

RIMG5523

山頂も、今年は「エビのしっぽ」も皆無!

ぽかぽか陽気に、登山者たちも互いに

「風がないですねえ」「暑いですねえ」と

言葉を交わしていました。

明日から雨予報なので、また冬景色に逆戻りするかもしれませんが・・・

RIMG5524

高天原の向こうには、御嶽山が少しかすんで見えました。

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稜線に戻り、一休みした後、滑走具をつけて下山開始。

上部は、斜面によっては、下の固い層が残っているところも。

さすが3000m峰。

RIMG5539

標高を少し下げると、気温の上昇も手伝ってか、

かなり柔らかい雪となりました。

ハイマツ帯が出ている箇所が多くなっているので、

慎重にルートを選んで滑りました。

RIMG5583

こちらは、三本滝に下るルートの、ツアーコースの途中あたりです。

既に、切株、石、草など出ていて、トラップ満載!(笑)

RIMG5588

最後のスキー場上部は、除雪してある道路との間は

ギャップがありますので十分注意しましょう。

RIMG5600

最後は、ゲレンデのギリギリつながっているバーンを降りて終了。

今年はやはり雪が少なめで、三本滝に降りるコースはあと2,3日といった感じでした。

上部は、もうしばらく楽しめそうですので、これから行かれる方は

位ヶ原から往復の方が快適と思います。

GWも明日から後半!

明日から悪天候の予報が出ていますので、入山される方は

くれぐれも安全第一で準備、計画をしましょう!!

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