 |

山は様々な魅力をもって私たちを引きつけます。しかし、安全に登って下りてくるには、体力はもちろん、天気や地図を見たり、どんなところでも歩けたり、体調管理の知識や、道具を上手に使いこなす技術が必要です。
ひとたび山に入れば、これらを身につけた人にも身につけていない人にも同じ風が吹き、同じ雨が降ります。厳しい山の掟です。
それだけではありません。どの山にも固有の歴史や地形があり、その中で植物や昆虫や動物が互いに支え合って生きています。このような山の歴史や自然の仕組みを知って登れば、もっと違った山の楽しみ方が出来ます。
2012年4月、長野県山岳総合センターは、山を安全に登るための知識や技術、山の自然を丸ごと楽しむための知識を学ぶ場として新しいスタートを切りました。
・各種講座の開設
・施設利用サービス提供
・自然や山に関する調査研究
・山岳情報の発信 |



|
1956(昭和31)年、日本人初となる8,000メートル峰の初登頂が日本マナスル登山隊によってなされ、日本における登山熱は一気に高まりました。その後、昭和30年代後半から40年代にかけては、まさに空前の登山ブーム!日本各地に、社会人山岳会ができ、また、大学の山岳部が国内外で活躍をしたの
もこの頃です。 一方、登山者の増加とともに、山岳遭難事故の増加や、登山者のモラル低下等による自然破壊もすすみました。
こうした中で、長野県山岳総合センターは、山岳における遭難事故の防止と健全な登山活動の進展をはかり、併せて自然保護思想を普及する目的をもって、1969(昭和44)年5月23日に開設されました。
|

開設以来約50年間にわたり、時代のニーズに応えながら各種研修講座を展開。この間の研修講座修了者は、約2万人を数えます。
今後も登山形態の変化に柔軟に対応しつつ、「安全で楽しい登山」の普及に力を入れていきます。
1993年 |
大町市運動公園内に付属施設として人工岩場を設置。 研修会だけでなく、一般の方にも広く利用されています。 |
2001年 |
講座受講生による「友の会」が発足。研修登山や交流会を行っています。 |
2002年 |
年間を通して受講する「リーダーコース」を設置。 将来、山岳会や登山グループのリーダーとなれる人材の養成にも力を入れています。 |
2012年 |
従来からの「安全登山講座」を大幅に増やし、また新たに「野外活動講座」を新設しました。 |
2019年 |
創立50周年を迎えました。 これからも登山者の皆さまに愛される施設として歩み続けます。 |
|

 |
(月曜休館・GW、夏期、年末年始その他臨時休館日あり)
〒398-0002 長野県大町市大町8056-1
TEL:0261-22-2773 FAX:0261-22-5444
|
|