講習の下見のため、北アルプスの五竜岳へ。
ゴンドラを降りてリフトに乗り換えます。
稜線一望!
そして、リフトを降りれば、標高は1,600m越え!
しかし、小屋は2,490m、山頂は2,814m。
遠見尾根はアップダウンの激しい登山道。
気合いを入れて歩き出します。
小遠見山到着。五竜岳が見えます。
西遠見を過ぎるとの、登山道の険しさが一気に増します。
片側、または両側が切れ落ちたトラバース路が、連続します。
滑りやすいザレた登山道ですので、気を抜けません。
このような岩場も数か所出てきます。
かなりの急傾斜ですので、慎重に通行します。
小屋が近づくと、トウヤクリンドウが出迎えてくれました。
秋の代表花ですが、今年は少し早目?
「武田菱」マークの五竜山荘に到着!
平日ですがなかなかの賑わいです。さすが夏山シーズン。
さて、山荘から五竜岳山頂を目指します。
ちょっとガスが上がってきてしまいました・・・
こちらも滑りやすい細い登山道や岩場の連続。
一番厄介と思ったこの岩場。
ここ以外にも、岩は非常に滑りやすい岩質で、
ザレ場も多いため、登山者のみなさんも難儀して
いました。
行き違うにも大変ですが、登山は譲り合い助け合い。
皆で声を掛け合い、鎖の有無や、危険個所など
情報交換をしていました。
やっと稜線へ!目指すピークがすぐそこに!
無事に到着しましたが、残念ながら真っ白でした。
山荘に帰る途中に、一瞬北側の縦走路を望むことが
できました!
—————————————————————-
さて下山中。突然、遠くから結構大きな落石の音が。
音の方向を見ると・・・
ものすごい急峻な壁を、猿の親子が通過していました!
遠望すると、こんな場所です。
下に登山道がなくて何よりでした・・・
五竜岳登山に参加される皆さん、今回は岩場の通過や
危険個所の通過も格段に増えます!
体調管理も準備もしっかりとして本番に臨みましょう!
——————————————————————-
おまけですが・・・
あと1時間ほどでリフト、という頃、バケツをひっくり返した
ような雨に。明るかったのですぐにやむかと思いきや、
結局30分以上降り続きました。
登山道は一瞬で川になり、すぐ近くで雷鳴が!
しかし幅も細く、両方が切れ落ちた登山道では、
逃げ場もなく、身を低くして通過しました。
山の天気の急変を、身をもって体験したのでした。