23,24日と、毎年恒例・夏山登山道の状況調査へ行ってきました。
メンバーは、県警山岳救助隊の方々、遭対協関係者のみなさん
などです。
お天気は予報通り・・・
ブナ立尾根に取り付いたときから、かなりの降り。
雨対策をしてから出発し始めました。
休憩中の一コマ。
右の方・・・青いミイラ?!ではありません。
顔にネットをかぶせています。
雨だからか?ブユ(ブヨ)がすごかったのです。
(全員、被害受けました・・・)
登山者にとっては、チョット大変な雨でしたが、
緑の木々は、水を受けて青々と輝いていました。
稜線が近づくにつれ、登山道脇は、高山植物の花盛り!
ツガノアオザクラ、コイワカガミ、ツマトリソウ、
チングルマ、ウサギギク、ミツバオウレン・・・
初夏から盛夏の花々がにぎやかに出迎えてくれました。
峠を乗っこせば、待ちに待った烏帽子小屋に到着!
小屋前のイワギキョウは、今年も素晴らしかったです。
「裏銀座」を縦走される方なら、たいていの方が立ち寄る
この烏帽子小屋は、暖かいおもてなしにホッとできる、
昔ながらの山小屋です。
時折強くなる雨音を聞きながら、小屋でゆっくりと過ごしました。
翌朝は、霧雨が降る中、烏帽子岳を目指します。
写真は白花&赤い花のコマクサコラボ。
写真真ん中、コマクサの赤ちゃんです!
人の指と比べると、小ささがよくわかります。
元気に、大きく育ってほしいものですね。
烏帽子岳の頂上の下には、急峻な岩場があります。
鎖が設置されているルートと、真ん中には
階段状の岩場を登って行くルートがあります。
雨天時は非常に滑りやすいので、特に注意して
通行しました。
こちらが、烏帽子小屋の山頂の岩場。
小窓の向こう側は切れ落ちていますので、
道標まで行かれる方は十分気をつけましょう。
烏帽子山頂から、小屋に戻る途中、一瞬霧が薄くなりました。
山の深さに思わずため息が出るほどです。
小屋に戻るころには日も差していました。
烏帽子小屋のみなさま、今年も大変お世話になり、
ありがとうございました!
常駐隊の皆様、今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします!
小屋からは、ブナ立尾根を慎重に降り、七倉へ
戻りました。
同行させていただいた皆様、ありがとうございました!
何度訪れても、静かでいいコースです。
この夏はぜひ、「通好み」のブナ立尾根を登ってみては
いかがでしょうか!!テント場も広くて快適ですよ。
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さてブナ立尾根の状況ですが、一部崩れた箇所については
既に登山道の付け替えが終わっています。
整備は行き届いていますが、全体的に急傾斜ですので、
転滑落や、「バテ」にも注意が必要です。
特に雨の日などは、木の根、岩場など非常に滑りやすいので、
慎重に登下降してください。