今日から10月、今年も残り3か月となりました。
先月27日は、御嶽山の噴火から10年の節目となる追悼式が行われました。
この日、私の友人が御嶽山に登り、その際に撮影した写真を送ってきてくれました。
10年前のこの日、山岳センターは爺ヶ岳で講習会を開催していました。
爺ヶ岳からも噴煙が見えたことを覚えています。
正直、「まさか」とその時は思いました。
そして、登山は自然を相手にしているんだということをあらためて感じさせられました。
それから10年。
長野県警が発表している山岳情報によると、
9月29日現在、今年の山岳遭難での死者は39人と、昨年より10名も増加しています。
増加の原因にはいろいろな要因がありますが、
登山は自然を相手にしているんだということの意識が足りてないことも大きな要因のひとつだと思います。
恥ずかしい話ですが、この週末、私は沢登り中に濡れた岩で滑って転んでしまいました。
ヘルメットをしていたので、特に問題はなくそのまま登り続けることができたのですが、もしヘルメットをしていなかったら頭を打った可能性があります。今考えると、ぞっとします。
私たち山登りを楽しむ者は、登山は自然を相手にしているということけして忘れてはいけません。
これからは紅葉のシーズンを迎え、山の計画を立てている方も多いかと思います。
ぜひ、今一度初心に戻って計画を立ることをお願いしたいです。