先週末は今年度の雪山リーダーコースの最終回が黒沢尾根で開催されました。
南岸低気圧の後で、寒気が少し心配でしたが、予報よりも良くなり、多少変更はありましたが無事に講習を行う事ができました。
初日は重たい雪との格闘です。
2日前に降った雪で、積雪はさほど多くありませんでしたが、湿った雪で足をとられ先頭で登る人はなかなか苦労していました。逆に後続は足元が固まって楽ちんです。
重たい雪に苦戦しながらも、2回目の黒沢尾根という事もあり、上手くルートファインディングをして前回よりも時間をかけずに目的地までたどり着く事が出来ました。
目的地に着いたら今回のメイン「雪洞構築」です。
前回掘り方を勉強したので今回は実践です。
それぞれ場所選びから始め、夜を快適に過ごすために雪洞職人になっていました(笑)
雪はたっぷりではありませんでしたが、1人用の雪洞を掘るには十分な量です。
翌朝、無事に全員朝を迎えることが出来ました。
夜中に雪洞の入り口を塞いでいるツェルトの隙間から雪が入り込んでしまったなど、実際に泊まったみると分かることも多々あり勉強になったと思います。
2日目は午後から天候が悪くなる予報でしたので、出来るだけ下に下りて講習を行いました。
最終日は危急時の技術のおさらいです。
雪崩の埋没者捜索や低体温症のラッピングや傷病者の搬送技術など、これまで平地で練習してきましたが、実際の山で行うのは今回が初めてです。
最後は傷病者役の職員Kを下まで無事に搬送してくれました。
ありがとうございました。とっても快適でした(笑)
そしてこれにて3回の雪山リーダーコースも無事終了しました。
皆さんお疲れさまでした。
リーダーコースで学んだ技術や考え方をこれからも忘れず、良きリーダーとして活躍してほしいと思います。
またどこかの山でお会いしましょう!!