2021年がスタートしました。
今年も山岳総合センターをよろしくお願いいたします。
新年初日のセンター周辺は、写真の様な積雪状況でした。
昨年は雪のないスタートでしたが、今年の仕事始めは雪かきからでした。
新しい年のスタートですが・・・・・
本日「緊急事態宣言」が発令されました。
今年もコロナ禍の1年になるのではないかと心配です。
今週末に予定していた小学生対象の「わくわくチャレンジ教室」は、
この様な状況での開催は難しいと判断をして、中止としました。
さて、この年末年始と2020年の長野県内の山岳遭難について振り返ってみたいと思います。
先ずこの年末年始(12月29日~1月3日)ですが、山岳遭難件数は、ここ5年間で一番少ない1件でした。
コロナ禍での年末年始であったことと、悪天候の予報が出ていたことが影響したかと思われます。
2020年1年間で見ると、発生件数は183件と、2019年に比べて82件の減少でした。遭難人数は、11年ぶりに200人を下回る198人となりました。
この減少は、間違いなく登山者数が減ったことが影響しているからでしょう。
この中で、気になることが一つあります。
それは、前年に比べて死者数のみが増えているということです。
昨年の20人に比べて12人増えて、32人となっています。
山菜キノコ採り関連での死者が前年比で3人増えていることも影響していると思われますが、これだけでは説明しきれません。
2020年は、重大な山岳遭難事故の発生確率が高かった1年といえます。
この原因は・・・・・?
2021年、
コロナも終息して、山岳遭難も減る1年であってほしいものです。
最後に、この週末は今季最強の寒波襲来との予報が出ています。
センターから見た大町市内もご覧の通り。
寒波、そしてコロナにお気をつけてお過ごしください。