少し時間が空いてしまいましたが。
週末は、八ヶ岳・黒百合ヒュッテ周辺での講習会でした。
朝、登山口の唐沢鉱泉に集合。
それぞれ、ツェルト泊装備を持参しての参加です。
班は、夏山登山経験者の皆さんと、業務で救助を行うことのある方の2班編成。
2班共通の技術と班ごとに学ぶ内容も含めた内容としました。
こちら、出発前に、読図技術について確認中。
コンパスワークなどを行いました。
道中も、地図と地形を確認。
増水時、危険となりそうな箇所想定など行いました。
重い荷物を背負い慣れない方もいましたが、さらに上を目指してGO!
そして、幕営地で、いよいよツェルト設営。
この頃には、雨も降りだし、なかなか実践的な雰囲気に・・・?!
その後、雨脚が強くなってきました。
登山者班の方は、テントの中に移動!
セルフレスキューに使えるロープワークや、応急処置の練習。
「寝たら忘れそう・・・」との声もありましたが(笑)
明日、実践練習が出来るかな?!
救助関係者の皆さんは、岩場での救助訓練を行いました。
特に、消防関係の方が多かった救助班。
普段とは異なる資機材での訓練となりましたが、色々と発見もあったようです。
2班とも、夕方までしっかり研修を行い、そのあとはいよいよツェルト泊です。
それにしても、予報よりかなり悪い天候に・・・
それぞれの長い夜になりそう?!
夜中に雨もありましたが、ツェルト泊の皆さんも無事に一夜を越せました!
意外にぐっすり眠れた方、ほとんど眠れなかった方…
それぞれ、学びがあったようです。
「大雨になったら下山…」とも思っていましたが、明け方には雨も上がり、講習会続行!
こちら、ストックを使っての松葉づえ。
この後の「実践訓練」でも、バッチリ活かせたようですよ!
また、幕営地は平たんだったので、このような樹林帯で張る実践的練習も。
時間は10分。
しかし、さすが消防で日々人命救助や訓練を行っている皆さん。
てきぱきと設営されていました。
張ったツェルトをそれぞれ見て、工夫点などを共有しました。
万が一の時に、きっと生かせるはずです。
また、前日やった救助の実践練習も。
写真は救助班、足場の悪い中での背負い搬送。大変だったと思います。
しかし、頼もしい背中には大きな安心感がありました!
登山者班も、職員JKが骨折!という大きな(練習)アクシデントに、無事に対応。
その後、各班とも予定通り無事に下山しました。
色々と学びのあった2日間だったかと思います。
講習でもお話したように、まずは何も起こらないようにしっかり準備すること。
道中で、早めに、安全を確保できる判断を行うことが一番です。
それでも何か起こったときは・・・
今回の経験は、危急時を「無事に乗り切る」ための糧になると思います。
時々はこのような訓練も行って、安全登山を続けてくださいね!
悪天候の中、ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした!
講師の村上さん、ありがとうございました!!
そして、最後になりましたが、全面的にご協力を頂きました黒百合ヒュッテの皆さま、お世話になりました。本当にありがとうございました!!