9月になっても暑い日が続いています。
またこの週末には、過去最強クラスともいわれている台風10号が、
沖縄や九州に接近、上陸するという予報が出ています。
被害が無いことを祈るばかりです。
長野県警から、7月8月の夏山シーズンの長野県内での山岳遭難の発生状況が発表されました。
それによると、死者は4人で前年同期と比べて1人のみの減でしたが、山岳遭難の発生件数は52件減、遭難者数も54人減と、前年同期に比べて大きく減少しました。
減少した理由は、新型コロナウイルスの影響や例年より遅い梅雨明け、7月の大雨の影響等で登山者が減少したからでしょう。
一方、山域別での山岳遭難発生状況を見ると、北、中央、南アルプスや八ヶ岳以外の「その他の山岳」区分での遭難件数が、昨年の2倍の12件と倍増し、件数全体の4分の1を占めています。
今年の夏は、里山といった日帰りで登れる山に登る登山者が多かったのが理由と考えられます。
例年とは違った特別な今年の夏。
山岳遭難が減ることはぜひ来年も続いてほしいですが、コロナウイルスへの対応が必要になるのは今年限りにしてほしいものです。
夏山期間中の山岳遭難発生状況については、
島崎三歩の「山岳通信第199号」の最後に掲載されています。
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アイキャッチ画像に使用した下記の写真は、
生坂村にある標高990メートルの京ヶ倉から眺めた北アルプスの山並みです。
人気の里山ですよ。
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山岳総合センター第6弾の動画がUPされました。
すごいぞ!信州の山シリーズ③ 「岳のまち おおまち」の登山史を紐解く
ぜひご覧ください。