昨日、今日は、夏山入門コースの2回目となる爺ガ岳登山。
このところの全国的なコロナ感染拡大の状況・・・
そして、いつまでたっても梅雨明けずの天気予報・・・
センターでは、実行すべきかどうか協議を重ねました。
参加者の健康状態もしっかり確認し、感染防止対策など実施しての催行を決めました。
当日、皆さんも多少の不安を抱えながらの集合だったかと思います。
ともあれ、元気なお顔が見られてほっとした職員&講師たち。
出発の扇沢は、標高1,400mほど。
平地の予報よりちょっぴり早い雨ではありましたが、時間通り元気に出発!
講師から、読図や、歩き方など、それぞれ指導を受けます。
少人数なので、質問なども皆さん積極的。
和気あいあいと、楽しく登ります。
本来は7月初旬に登る予定だったのですが、コロナ禍でずれたこの登山。
そこに小雪の影響もあり、一番の難所?ガラ場の雪渓も小さめ。
とはいえ、このところの雨で崩れた場所などもあり、難所であることは変わりありません。
通行時の注意点など指導を受けながら渡りました。
最後の急坂「鉄砲坂」を上がれば、小屋はすぐそこ!
三角屋根のかわいい「種池山荘」に到着!
雨の中上がってくると、小屋はまさに「オアシス」です。
感染防止に関しては、小屋側も徹底対策をしてくれていました。
我々もルールに従い、マスクを着用して入館。
こちらは、食堂の様子。
物資・人的資源とも大変かと思うのですが、頭が下がります。感謝!!
例年のようにワイワイできないのがさみしいのはみんな一緒。
今は、とにかく安全安心が第一ですね。
外は雨・・・
明日朝、果たして山頂に行けるのか?少々心配しながらも、眠りにつきました。
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さて、翌日。
なんと!雨が降っていない!!
とはいえ、降り始めるのは時間の問題です。
急いで支度をして、山頂に向けて出発!
下見では見えなかった剱岳方面、鹿島槍も良く見える中、歩き始めました。
途中やはり、ぱらぱらと降ってきたものの、眺望はそれほど悪くなく・・・
爺ガ岳3峰のうちの最高峰・中央峰へ、全員で到着!
右側にちょこっと映るのが、鹿島槍ヶ岳の双耳峰。
少し風があって、ここが適地!ということで・・・
だーれも来ないのをいいことに、ツェルトをかぶってみました。
異様な風景?(笑)
この天気だからこそ、よくわかる!
ツェルトのありがたみ、布1枚の安心感を感じられたようです!
そして、山荘に戻る際に、もう一座!!
なんと、南峰にも全員で登頂することが出来ました!
何年もこのコースをやっていますが、2峰ともで全員写真を撮れたのは多分初めてかと思います(笑)
皆さんの最高の笑顔に、講師・職員も感激!
帰りにライチョウさんの歓迎も受けて、大満足。
小屋に戻り、常駐隊のSさんに記念撮影をお願いしました。
センターの主任講師も長らくおつとめいただいたSさん。
下山時のアドバイスもいただき、名残惜しいですが、安全第一で!下山開始!
種池山荘のスタッフの皆さん、Sさん、ありがとうございました!!
前半は雲の上だったようで、雨にも降られずでした。
ガラ場の通過は、帰りも慎重に。講師が見守ります。
途中、少し強く降られる時間帯もあったものの、順調に下山することが出来ました。
扇沢に戻り、振り返りを行いました。
今回は、悪天候だったからこそ学ぶことがたくさんありました。
班会では、服装のこと、荷物のこと、歩き方のことなど、色々な気づきについて皆さん発言されていました。
これをぜひ、これからの登山の「糧」として、より安全で快適・楽しい登山につなげていただければと思います。
ご参加いただいた皆様、熱く指導いただいた講師の皆さま、ありがとうございました!!