この土日、お隣の富山県・立山室堂にて、ライチョウの生態に
ついて学ぶ野外活動講座を開催しました!!
「立山黒部アルペンルート」を使うと、北アルプスの「下」を
通ったり、谷間を通って、大町からビューンと室堂へ。
(アルペンルートのご紹介はまた明日!!)
室堂は、標高2,450mです。
まだ、雪もたくさん残っていて、遊歩道が埋まっているところ
もあります。
今回は、室堂山荘さんをベースに、座学と現地観察、そして
保護活動も含めて行いました。
開講式の後、早速外へ。
あいにく、外に出た途端に雨が!ですが、室堂山荘さんから
すぐのところで・・・
いましたいました!しかも、ペアです!!
真ん中がオス、左下の草むらの中にメスがいます。
今回は、ライチョウの個体調査のやり方も学び、
どこで、何に、何羽、どの状況で・・・などを
しっかり記録していきます。
そして、ライチョウがついばむ植物や、生活環境を
形作る植物なども観察しました。
ライチョウそのものでなく、フンや砂浴びあとなど
痕跡についても確認して、記録していきます。
こちらは、室堂ターミナルを出てすぐのところ。
なんと、この上の写真のどこかに、ライチョウが!
分かりますでしょうか??!
答えは最後に!
遊歩道はまだ、半分くらいは雪の下。急ピッチで
除雪作業も行われていました。
地獄谷からの噴気もくもく。
風向きによっては、かなり硫黄の強いにおいがします。
気管支の弱い方などは細心の注意が必要です。
途中、遊歩道わきにいた個体。
「雨なのにゴクローサンだねえ」と言わんばかりの
落ち着きっぷり!
こちらは、草地の中で、ちょこちょこと歩いていました。
皆で行動を観察し、記録します。
(ライチョウは草地の左端、中ほど)
観察を終えて、班ごとに振り返りを行いました。
結構な数が見られて、良かったです!
夕食前には、ライチョウの特性や現状などについて、
長野県環境保全研究所で、鳥類の生態を研究されている
堀田さんから講義がありました。
受講された方からも積極的な質問があり、皆さんさらに
ライチョウへの理解と愛が深まったようです!
夜は美味しいごはんをいただき、気持ちの良いお風呂に入って、
就寝しました。
2日目は、引き続き調査と保護活動の予定です!
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先ほどのライチョウ探しクイズの答え!
観光客の皆さんが水をくんでいる、その上の岩場に
ちょこんといました。
すぐ近くにメスもいました!
ライチョウを見つけたら、近寄りすぎずに、また
囲んだりせずに、遠くから静かに観察しましょう!