八方尾根で「冬山入門コース」講習開催中、
黒沢尾根では、「雪山のリスクとその回避」講習が開催されました。
この講習は、
「雪山の危険を知り、その回避及び基本的な対処方法を実践的に学ぶ」
ことがねらいです。
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鹿島槍スキー場に集合後、まず座学。
その後、ビーコンチェックをしてリフトに乗りました。
スキー場トップにて、それぞれの歩行用具を装着しました。
1日目は、危急時を想定したシェルターの構築力を身につけることがポイントです。
ツエルト等を利用して、「半雪洞」を構築しました。
この日の夜は、風はほとんどないものの、気温はかなり下がりました・・・・
さて2日目の朝。
皆さん元気に出発です。
「雪山の危険」を知り、「危険を避ける行動方法」を学びました。
写真は、雪庇の確認をしているところです。
地図と実際の地形を照らし合わせて、ルート確認をしています。
V字型に隊列を組んでの、掘り出しの様子です。
雪質の観察もしました。
この後、センターに戻って、
ビーコンを使った雪崩捜索の手順等を確認し、
2日間のまとめをしました。
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厳冬期での半雪洞泊ということで、
参加された皆さんにとっては、厳しい講習内容だったかと思います。
それだけに、「自信」にもなったのではないでしょうか。
このような実践的な訓練講習の大切さを感じた2日間でした。