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「茨城国体」(「ビスタリ山ある記(33)」)

茨城国体のスポーツクライミングに出場した長野県選手の応援に行きました。

国体は成年男子・女子、少年男子・女子の4種別で行われますが、長野県からはフルエントリーの成年男子と北信越予選を勝ち抜いた少年女子が出場しました。

成年男子に出場するKJ君は、大町岳陽高校の卒業生です。山岳部に入っていて、毎日センターの人工岩場やボルダリング壁で登っていました。少年女子に出場するKSさんは、小学生の時からお父さんと一緒にセンターのボルダリング壁を登っていました。4月に大町岳陽高校に入学し早速山岳部に入りました。
オリンピックのスポーツクライミングは、リード・ボルダリング・スピードの3種目複合ですが、国体はリードとボルダリングの2種目です。
4日は、朝から雨と風の荒れ模様。鉾田市総合運動公園の体育館に作られたボルダリング会場にはいりました。大きな体育館にボルダリング壁と観客席が作られています。

(成年男子ボルダリング競技)

ボルダリング競技は1チーム2人で行われます。課題は4つ。最初選手全員に課題が5分間公開されます。オブザベーションといいます。その後選手は課題の見えない場所で待機。1チームずつ競技を行います。最初の5分で2つの課題、5分休んで、更に5分で残る2つの課題に挑戦します。合計10分で完登した課題の数が多いチームが勝ちです。成年男子の長野県チームは、2完登にとどまり19位で予選敗退。残念。

(リード競技壁)

外に出ると天気は回復していました。次は少年女子リード競技です。リード競技は、難しさが同じ程度の壁が2面並んでいて、2人の選手が別々に2つの壁を登ります。ロープを架けながら登っていって、墜落したら競技終了。到達した高さを競います。長野県チームは、壁の中間まで登りましたが完登は出来ませんでした。15位で予選敗退。

(リード競技・少年男子)

体育館では、成年女子のボルダリングが行われていました。これには地元茨城の野口啓代選手が出場しました。東京オリンピックの代表に内定しています。茨城チームは2人で8完登と圧勝。観客は大喜びでした。

(ボルダリング競技壁)
5日は打って変わって快晴。少年女子のボルダリングは、4完登で5位に入り決勝進出。嬉しい誤算です。応援に来ていた家族の人たちは慌てて今夜の宿を手配しました。

(少女ボルダリング決勝に出場する選手たち)

続いて成年男子のリード。種別毎にホールドは付け替えられます。ホールドの配置を考える人をルートセッターといいますが、この国体のリード競技のセッターは、長野県の選手だった人です。長野県チームは18位でした。
6日は、一気に気温が下がり雨風の荒れた天気となりました。少年女子のボルダリング決勝は、8チームが出場しました。予選5位で期待が膨らみましたが、課題の難易度が上がり、長野県チームはうまく対応できませんでした。1完登にとどまり順位は8位入賞。

でも彼女たちはまだ1年生。夢と悔しさの残った大会でした。

(少女ボルダリング表彰式)

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